小市民シリーズ

小鳩くん、小佐内さんは、二人とも高校生らしくなく、年不相応、老獪すぎ。30過ぎの社会人のビジネスマンが使うような老獪さ。ARMSに出てきた、少年の体に老人の脳を移植した戦士、を思い出した。その代わりに恋愛関係が稚拙?というか、その辺の感覚が意図的に麻痺しているみたいで、変にアンバランスな感じになっている。

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

「おいしいココアの作り方」なんかは、推理モノでありながら、キャラクターの性格を明確にするオチがすばらしい。
「シャルロットだけはぼくのもの」の冒頭の思わせぶりなフリはずるい。
瓜野くんはショックがでかすぎて、受験に失敗しそうなイメージだ(まだ2年生か)。
それより、中学時代の確執をせっかく解決したのに、新たな火種をつくっていないか、小佐内さんは。